温暖化の影響でしょうか?
近年は十一月に入るまで、半袖姿の人を見かけるほど
汗ばむような日が続くようになりました。
けれども、そんな毎日をすごしていても、寺の裏山はいつの間にか色づいています。
どんなにおだやかな陽気でも、やはり、葉の落ちる季節はやってきます。
人の命も同じですね、生まれるときがあれば、死ぬときがある。
全ての命は、時の流れに抗うことはできません。
けれども、花や若葉や紅葉の美しさが心に残るように、
人の命も、縁を結んだ人々の心の中で残っていきます。
一期一会、ひとときの出会いを大切にしてまいりましょう。
平成十八年十一月の『寺だより』から 祥福寺住職合掌
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